発酵で変わるお茶の性質|白茶・烏龍茶・紅茶を薬膳の視点で味わう

お茶は、日常の中でもっとも気軽に取り入れられる養生のひとつです。特別な知識や道具がなくても、一杯のお茶が体と心の調子をそっと整えてくれることがあります。
中国茶を薬膳の視点で見ていくと「どのお茶を飲むか」は、その日の体調や季節と静かにつながっています。

今回は、中国専門店 RIMTAE(リムテー) のお茶の中から、
白茶|白毫銀針(不発酵)
烏龍茶|桂花烏龍茶(半発酵)
紅茶|政和工夫(全発酵)

白毫銀針|桂花烏龍茶|政和工夫

この3種類を、発酵と茶葉の性質(涼・温)という薬膳茶の考え方を交えて紹介します。

薬膳茶の基本|お茶は発酵で「性質」が変わる

中国茶はすべてツバキ科の常用樹「カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)」の葉から作られています。
製造工程と発酵度合いの違いによって「六大茶」に分類され、薬膳では発酵が進むほど茶葉の性質は「涼」から「温」へと変化すると考えられています。

六大茶を薬膳で見る

種類 発酵度 性質(薬膳) 銘柄(代表例)
緑茶 不発酵 涼性 龍井茶、碧螺春
白茶 不発酵〜微発酵 涼性 白毫銀針、白牡丹
黄茶 軽発酵 やや涼性 君山銀針、雀山黄芽
烏龍茶 半発酵 平性〜やや温 鉄観音、桂花烏龍茶
黒茶(後発酵茶) 後発酵 温性 普洱茶、六堡茶
紅茶 全発酵 温性 政和工夫、祁門紅茶

白茶|白毫銀針(不発酵)涼して潤す、静かな白茶

白毫銀針は新芽だけを使った白茶の最高級品。芽吹いたばかりの新芽の表面には、白く細かな産毛がびっしりと生えています。

白毫銀針の価値は、この白毫(はくごう)がしっかり残っていることで、ほとんど加工をせず自然乾燥に近い製法で仕上げられます。

発酵:不発酵
性質:涼性

•暑さで疲れたとき
•頭がのぼせやすいとき
•気持ちを静めたい午後に
強く主張しない、透明感のある味わいは「何かを足す」よりも「余分なものを手放す」時間に向いています。

烏龍茶|桂花烏龍茶(半発酵)香りで巡る、バランス型

桂花烏龍茶は半発酵の烏龍茶に、やさしく甘い桂花(キンモクセイ)の香りを添えたお茶。半発酵茶は、冷やしすぎず、温めすぎないのが特徴です。

発酵:半発酵
性質:平性〜やや温

•食後の消化を助けたいとき
•気分を切り替えたいとき
•季節の変わり目に
桂花の香りは、気の巡りをやさしく促し緊張をほどくサポート役として好まれています。

紅茶|政和工夫(全発酵)体を温め、巡りを助ける

政和工夫は中国紅茶を代表する工夫紅茶のひとつ。名前は「産地(政和)」と「製法(工夫)」をそのまま重ねた中国紅茶らしい命名です。
工夫とは「手間をかけて丁寧につくられたお茶」を意味する言葉。しっかりとしたコクがありながら、角の取れたやさしい甘みが特徴です。

発酵:全発酵
性質:温性

•冷えを感じる時
•リラックスタイム
•甘いお菓子と合わせたいとき

体が冷えているときだけじゃなく、気持ちが固くなっているときにも温かさは必要。「温めながら緩める」時間を作ってくれます。

お茶は、静かなセルフケア

同じ茶葉から生まれて、発酵だけで性質が変わる。
白毫銀針は、引き算
桂花烏龍茶は、調整
政和工夫は、回復

RIMTAE(リムテー)のお茶は、5gずつの個包装になっているので、少量ずつ無理なく試せます。
お茶の香りを楽しみながら、自分ブレンドの薬膳茶をつくってみてください。

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